レコーディング

 SBPH(そうたと僕でピンチヒッター)が終わりました。
無事に終了できてホのホであります。
開演前の樅兄です。

Tのシャツが完売するなんて幸せの絶頂であります。作った甲斐がありやした。ええ。
ハケの時に足を蹴ってしまった方、ごめんなさい。腹を切るつもりはありません。
開演前、宗ちゃんは緊張のあまりテンションが上がって
日本一空気の読めない男ぶりを発揮。

PVのコーナー面白かったですねぇ。わたくし普通に笑い散らかしましたよ。えへ。
某バンドのヴォーカルも来て盛り上がりましたね。
ホモの人も楽しそうでした。

またやりたいなどと考えております。決まり次第即告知させてもらいますね。
自分の写真を撮るのを忘れました。これは演奏中、後ろから写メしてみました。



そして今日月曜日はSBPFのレコーディングの日なのです。
もうヴォーカル以外のパートは録り終えて、残すは大村のみなのです。
ヴォーカルの大村は本当にノドの調子が悪いらしく、現在レコーディングが遅れているのです。
SBPFの偽ローディー兼物販責任者兼その他もろもろ関わらせているわたくしパジャマとりやは勿論レコーディングに顔を出す。
しかし、現在ラフコントロールの漫才ライブ「代官山で漫才」の8日前である。
そして、明日上げるべき漫才の台本がまだ途中。
さらに、トータルテンボスのワイ!ワイ!ワイ!火曜日の前説の前説で、いつまで続くのか知らないが明日で4回目になるパジャマとりやの恋愛相談のコーナーの内容を考えていない。
それに加え他の仕事がなんだかんだと目白をプッシュしている。
藤田との引越し問題も佳境にさしかかっている今、取るべき道は一つ!
レコーディングに行かない。
そう思ったわたくしパジャマとりやは、レコーディングを休む旨をたまたま横にいた同居人否マイハウスのオーナー藤田に行かないけどいい?と言っておいた。
昼過ぎ。夢の中にいたわたくしの平和を乱す無法者のように、けたたましく携帯電話が鳴り散らかす。大村からだ。
パジャマ「・・・うい。むにゃ」
大村「何故来ない!?」
パジャマ「え?むにゃ」
大村「むにゃじゃねぇ、何故来ないんだ貴様は!!」
パジャマ「いや、今日は仕事が立て込んでて、鮫洲には行けないんだ」
大村「何故だ??鮫洲でも出来るだろう?」
パジャマ「でも・・・」
大村「久光さんも来いと言っているんだ」
パジャマ「でも・・・」
大村「メシも食えるぞ」
パジャマ「行こう!」
結局行く事になった。
現在わたくしの家は西武新宿線下井草駅の近くである。
レコーディングをしている鮫洲のスタジオまでは片道1時間以上かかる。
電車賃も600円程かかる。
と、遠い!
しかし、行くと言った以上早急に行かなければならない。
着ていたパジャマを脱ぎ散らかし、
あたたかくなってきたのにいつまで被っているのか自分でもわからないニット帽を被り、
一目散に駅へ向かう。
鷺ノ宮で急行に乗り換え、
高田馬場で山手線に乗り換え、
品川で京急に乗り、鮫洲で降りる。
都合1時間の小旅行である。
鮫洲の駅に降り立つわたくしパジャマとりや。
街にはそれぞれ匂いがある。
例えば築地は魚の匂い。巣鴨はお線香の匂いである。鮫洲は・・・
く、くさい!まるでウンコの匂いじゃないか!
どういう事だ!?
『鮫洲=トイレ』の公式が成立するじゃないか!!
よくこんな街で暮らしているな鮫洲に住んでいる人!汚泥タウンじゃないか!!
どこを匂いでも臭いじゃないか!
なんだこりゃ?まる鼻の下にウンコをつけている様なモノだ!
ん?鼻の下?
なんと自分の口の匂いだった!!ゲェ!!
すっかり心が折れたわたくしパジャマとりやは、すれ違う鮫洲の住人達に心の中で謝罪しつつ、スタジオまで歩く。
15分後、スタジオに着いた。
外観はどこぞの会社の倉庫そのもの。
しかし、中身はめっちゃええスタジオというお洒落スタジオだ!
中には簡単に入れない。オートロックというか、インターホンがついているのだ。
早速インターホンを押す。ピンポーン
男性の声「はい」
パジャマ「ソーセージバタフライです。」
男性の声「・・・はい」
何か一瞬間を取られた。が、その瞬間ドアがスーっと開く
いつもより静かだ。昼間だからだろうか。
スタジオにも人の影は見えない。
事務所にいるのだろう。
パジャマ「おはようございま〜す」
社員男性「おはようございます」
パジャマ「あの、今日ソーセージバタフライはどこで?」
社員男性「1時間程前に帰りましたけど?」
パジャマ「


誰もいない!人っ子一人お目見えしない!!
もぬけの殻とは!全くの予想外!!まさかの角度だ!
やられた!やられた!時間の無駄だ!!
ほくそ笑む大村の顔が目に浮かぶ!
現場を見ずにオチを迎えるドッキリなんぞドッキリではないはずだ!!
ちくそう!
聞けばレコーディングはやっていたが、大村のノドの調子が悪く、
声が出ないのですぐに解散したそうだ。何というお膳立てなのか!!
大村というイタズラ者には又とないチャンス!
久々のエジキにはピッタリのわたくし!!
神様これは運命なのですか!自分を呪います。
ああ、何故大村の人格を忘れるのだパジャマとりやよ!!
30歳になって落ち着いたと思ったら大間違い!
何というレベルの高い冗談なのかっ!
わたくしのバイトにいた店長の言葉を借りるなら「時間を返してくれ」だ!!
改めて自分を戒めたわたくしパジャマとりやは、とりあえず歯を磨いて来た道を戻った。