占い

pajama_toriya2005-05-07

 トータルテンボスが渋谷新人計画のMCだったので、わたくしパジャマとりや、東京NSCの同期で7年もの間家に居たという永井佑一郎の単独ライブ「Desenber Night」の打ち合わせ(本番は7〜8月あたりですよぅ)を終え、永井と二人で渋谷シアターDに到着。
1年目2年目の超若手芸人のネタを見た。


写真は偶然本社にいた5GAPの久保田とわたくしでございます。


みんなおもしろい事を言っているのに、伝え方が甘い。
声が小さかったり、舞台の中央に立ってなかったり、相方の顔しか見てなかったりしている人が多い。
大変勿体無い!!わたくしパジャマとりや、一体何様なのだ!
は!作家じゃないかっ!
それぐらいは言ってもいいか。
とにかく、みんな面白い事を考えてるのだが、伝え方を知らないだけなんだなぁ。


そんなフレッシュな若手達の中に、一際目立つ中年夫婦の姿があった。一体何故?
楽屋で出番の準備をしているのは
辻イトコ・マガルさんだ。

御存知だろうか。見た目は完全に師匠クラスのお二人。
聞いたらなんと「後輩」らしい。ギャース!!
エンディングでトータルテンボス大村がマガルさんの頭をペチペチ叩いているじゃないか!
あれは見紛う事なき後輩への態度であった。
それにしても大村恐るべしである。


新人計画が終わり、帰る頃
藤田「小笠原っ」
藤田がテンションを上げた。
占いでお馴染みの小笠原まさや君じゃないか!
新人計画を見ていたらしい。
わたくしパジャマとりや、初対面である。
藤田「小笠原〜、こいつ占ってやってくんねぇ?」
藤田の人差し指は、わたくしを差していた。
何故だ?面識が無いのに、簡単に頼むわけにはいかぬ。
まずは最近作って配りたくてウズウズしているパジャマ名刺を渡して自己紹介。
藤田「こいつさ〜、今俺の家に住んでてさ、金が全然無いんだよ〜。金運見てやってくんねぇ?」
小笠原「いいですよ」
藤田「マジで?じゃあ仕事運とか将来もいける?」
何て簡単に言うんだふじたん!
この人は当たると有名なのだよ!
もしこれで「お金が入らない・仕事は無い・将来真っ暗」などという最低最悪の結果が出たらどうするんだっ!!
わたくしパジャマとりや、実家に帰ってもパジャマ屋はもう廃業しているのだよっ。
藤田は続ける。
藤田「こいつ全然金無くてさ、家も俺ん家の部屋だし金運見てやってくんねぇ?」
先程と同じ事を言っている。
彼の言葉を借りればそれは浮世離れである。
小笠原「じゃあ、ここに名前と生年月日を書いてください」
渡された用紙に名前を書く。
「パジャマとりや」
「昭和50年12月21日」
小笠原「これは七赤金星ですね」
藤田「しちせききんせい?」
小笠原「はい。この人は、コツコツやるのが苦手ですね。そして、お金が入らない訳じゃないんですが、能力的に貯金をする事を知らない人ですね。常に『最高の自分』を基準にして物事を考えています。」
パジャマ「コツコツは苦手だ!貯金は0円だ!すげー」
小笠原「まだ詳しく調べてきますから。画数とかもあるんで。」
このやりとりを聞いた藤田。わたくしパジャマとりやに鬼の首を取ったかのような糾弾ぶりを発揮する!
藤田「おい〜!お前はだから金が無いんだよ!!貯金とか考えろって」
パジャマ「あ、ああ」
藤田「コツコツが苦手って何だよ〜。最低じゃん!」
パジャマ「あ、ああ」
藤田「お前もうちょっとちゃんとしようぜ〜。うわうわ、も〜。」
よりによってコツコツが苦手と言われるとは!
お笑い人として、日々コツコツ努力するのは当たり前なのに!
藤田「俺も見てくれねぇ?」
小笠原「はい。じゃあここに」
はあ。わたくしが今ここにこうして貧乏なわたくしとして生きているのは必然だったのですね神サーマ。
藤田はなんだかんだ言って芸人としての道をコツコツ歩いているんだよ。
一緒に住んでいるのだから、これからは注意して見習おう。
謙虚な気持ちになった時、藤田の結果が出た。


小笠原「七赤金星ですね


同じ!同じじゃないかこんちくしょう!!
だからだ!だから俺たち二人は遅刻が多いのだ!!
謎は解けた!コツコツ出来ない二人が同居しているのだ!
よく考えたら藤田は給料の5分の4をわずか10日あまりで使い込んでいる!!
来月は引越しする予定なのに!!
わたくしはわたくしで明日のご飯も見えない毎日!
そんな二人が住む家は
汚泥ハウスと名付けよう!!
誰か、仕事くれっ!!