カッコイイ男2

pajama_toriya2005-06-03

 ラフ・コントロール漫才ライブ「代官山で漫才」が終わった。うひょう。
見に来てくれた方います??
よかったら感想聞かせて下さいませ。上のアドレスまでお願いしますね。
写真はリハ中のラフコンです。ちょっとピンボケですけど。


今日は午前中11時から渋谷で辻イトコ・マガルさんの打ち合わせ。
お二人は本物のご夫婦。
芸歴7年目、なななんと57歳の後輩。前代未聞である。
このコンビについては今度書きます。



14時過ぎに神保町にある吉本興業の本社へ。
「アホの骨頂」の異名を持つ作家のビル坂恵とトータルテンボスのネタ作り。
明日のプリプリプリンスのお題は「挑戦」だ。
ネタの仮台本を作り、大村にメールで送る。
そう、大村はパソコーンを買ったのだ!
なんて楽なのだろう!
以前は誰かが大村の元まで届けたりしていた。どんどんモバイル事をそそのかしてやろう!
そしてモバイル事に関しては藤田が置いてけぼりを食らうので、2年もすれば彼は石器時代君になっているはずだ!うひひひ。


本社の1階作業室であーだこーだ言いながら作業していると、疲れた一人の男が現れた。

樅兄だ。SBPH以来になる。
パジャマ「おはようございます」
樅兄「飯行こ。15分」
言うなりズンズって行く樅兄。あ、歩いていく樅兄。
いきなり飢餓寸前のわたくしパジャマとりやに「そば」を食わせてくれる!ありがたい!
ありがたい!心の中のおばあさんが言う。「ナンマンダブナンマンダブは〜ありがたや〜」である!!
財布に小銭しかないわたくしにはまっこと天の助け。ひやしたぬきそばを食い散らかす。
本社に戻って、わたくしの右側に座る樅兄。

仕事に追われているらしく、黙々とパソコンに向かっている。
樅兄「ん〜。あかん。これは完全に風邪や。やばいな」
パジャマ「風邪薬ありますよ。飲みます??」
樅兄「いらん」
何でだろう?風邪薬はいらないそうだ。
樅兄「ん〜。あかんな。さっき引いたな。くそ!風邪はどうやったら治るねん!」
パジャマ「樅兄、薬を飲・・・?」
樅兄「いらん」
理解不能だ。何かしら思うことあってなのか?
もしかしてこの人どっか変なんじゃないか?
何故飲まない!?
よし、風邪の事は忘れよう!
左を見るとビル坂恵が白目をむいている!しまった。忘れていた。
ほっとかれてちょっとスネてさえいる!
お笑いの世界ではありえないが、20分程いなかった事に怒っているのか?
多分淡路島出身だから、淡路島のルールで生きているのだろう。
彼は来年、故郷の淡路島に帰って架空のテレビ局「あわじテレビ」に就職するそうだ。
それまでみんな仲良くしてあげてね。
とりあえず怒っているらしい島民の怒りを静める為、わたくしパジャマとりやはコミュニケーションを取る事にした。
パジャマ「ジュース買って来てもらっていい?」
坂恵「ハイ」
簡単!機嫌が直った!ふっ、ただのさびしんぼうめ!
財布を出し小銭を出そうとしたその時
右側から黒い影が!!
ジャラドサッ!!

右側からの黒い影の正体は
財布だ!
樅兄「おぅ、金は全部そこに置いとくから。何でも買え!」
パジャマ「!」
樅兄「言うたやろ!お前には1円も使わさへんねん!」
ゲェー!!!!何たることか!!
この人はまたもやカッコをつけるただ1点を押すというのか!
左側の島民は目をキラキラさせている!目にはカッコイイと書いてある!
しかし、仕事に集中するあまり、樅兄、足が少々キモくなってましたぜ。

突っ張ったままのつま先。クセなのかな。まあいいや。


パジャマ「いただきます」
本社で人気のジュース復刻堂フルーツオーレを飲み散らかす。
本社に来て1円も使っていないじゃないか!樅兄のおかげです。
今日も生きれた!万歳〜!ばんざ〜い!


わたくしパジャマとりや、またもや心に誓う。
いつか稼げるようになったら後輩に同じ事をやろう!
カッコイイんだろうな、その時の『パジャマさん』は!!ゲヒョヒョヒョヒョ!
樅兄は忙しいらしく、20時には帰る用意をし始めた。
わたくしパジャマとりやは、企画書を書いて集中していた。
不意に背後に誰かの気配がした。肩をマッサージされる。樅兄だ!
樅兄「パジや、がんばれよ〜お前は〜」
この期に及んで後輩に肩もみですか!そのような事をされてはわたくし立つ瀬がありません!
そう思って断ろうとした矢先






樅兄「パジや、さっきの俺の事、絶対ブログに書けよ」


うわうわうわうわうわ!
オエー!!オエーオエーオエー!!
この瞬間「かっこいい先輩」というイメージは木っ端微塵、藻屑と相成った!
以前パジャマパーティーで触れたが、覚えている方もおられるだろう。
SBPF東名阪ツアーで、樅兄はわたくしに1円も使わせなかったことを「ブログに書いておけ」と言っていた事を!!
まさかあれに味を占めていたのか!!
はたまた気持ち良くなってしまったのか!!
樅兄「おつかれ〜」
パジャマ・淡路島人「お疲れ様でした!」
幻滅する2人を尻目に樅兄は帰る。特番の打ち合わせで、TV局へ行くらしい。


わたくしもいつかTV局で仕事ができたらいいなあ。
そんな絵空事より、目の前の仕事である!
我が愛しのパソーコンに集中だ!
ネタだ!台本だ!企画だ!
あれ?パソコンってこんなにケーブル多かったっけ?
よく見ればこれは樅兄のケーブルじゃないか!
今なら間に合う、届けよう!
樅兄の携帯にかけつつ、駅まで走る。
その時、気が付いてしまった。
「ブログに書いておけ」と樅兄が言ってくれたのは、後輩であるわたくしに対してのボケである。
前回のカブせであるのだ。
なのにオエーなどと本気で思ってしまった。
何たる浅はかな考え!
そして、おごってもらっているのは、自分がかわいがってもらっているからこそなのだ!
なのに「オエー」は無いだろう!
そんな気持ちに気付かない自分を責めながら、わたくしパジャマとりやは駅までの道を走った。
地下鉄の階段に差し掛かった。
樅兄が戻ってきた!
樅兄「お前の電話で気がついたわ」
謝るならここしかない
パジャマ「ハァ、ハァ、樅兄、さっきブログに・・・」
言い終わらないうちに、樅兄が遮る。
樅兄「おい・・・」
わたくしの気持ちが伝わってしまったのか、その表情は「もう言うな」と書いてあるようだ。





樅兄「本気でさっきの話ブログに書いとけよ!!」


ゲーげろゲロゲロゲーゲーゲロゲロロゲロげーのゲー!!!!!
本気じゃねぇかっ!!!!!!

樅兄また飯お願いします。