御殿場「恵比寿」

pajama_toriya2005-09-22

只今お昼の12時であります。
トータルテンボス漫才ライブ「愛くるしい」の打ち合わせが連日続いているため、体内時計がぐちゃのアレになっているので、昨日夜に目が覚めてから起きております。
18日(日)と19日(月)の2日間かけて「愛くるしい」のV撮りに行って来た。
行き先はトータルテンボスの地元、御殿場である。
御殿場は通産10回以上来ているだろう。ここはアウトレットで有名なのだが、わたくしパジャマとりやとは縁が無いようで一回も行った事が無いのです。
行った事が無いので想像が膨らむばかりである。
パジャマも売ってるのか気になるところだ。


V撮りと言っても、テンボスが御殿場で仕事だったので、それにかこつけて藤田が「1珍道中を開催したい」なる旨をサル顔のリーダー(大村朋宏♂30歳)に申請。
見事「行くか!」の一言を得たので行くというただの1泊旅行である。
御殿場に向かったメンバーはテンボスの二人、秘密を守るため禁煙中のアッハー小泉カリカ家城さんの腹心と言っても良いのではないかオコチャ、そしてわたくしパジャマとりやである。
18日、夕方に八王子駅集合。
藤田のチャラい車、まるでヤンキーの人が乗るような見た目のBMWで御殿場へ向かう。
左ハンドル。運転席には、サングラスをかけたアフロの大男。変態である。
助手席には、口から異臭を放つ眼光鋭いえりあしおばけ。変態である。
後部座席左には、車酔いで長時間無言でしかめっ面し、会話には入らず眠りこけるドSのサル。変態である。
後部座席真ん中には、本場を彷彿させる「ゲイ感」満点の服装、あだ名を自ら「ブービー」と呼ぶが一向に浸透しない金髪の劇団員。変態である。
後部座席右側には、目がブっ飛んだ音程の無い世界に棲む孤高のピン芸人。変態である。
ロケは19日。
VTRの内容は本番で見ていただくとして、
今回は東京へ帰る前に、大村の叔父さんが経営する御殿場の居酒屋「恵比寿」で飲んだ時の話である。




その日の仕事を終え、疲れた我々変態5人が帰ろうかという頃、大村が本当に小さな声でボソっと「恵比寿行くから付き合ってくれ」と言った。
大村を10秒に1回はチェックしているわたくしでしか聞き取れなかった。
何故10秒に1回注意しているかというと、大村に出会って8年間で受けてきたイタズラ数知れず。自然と身に付いた護衛術である。いつかまた紹介させていただこう。
何故みんなに大きな声で言わぬのか!
しかし、聞いてしまったわたくしは、本来の気を遣う性格上、皆に伝えたので結果彼は正解だったのか。むぅ。踊らされている。
向かったのは御殿場なのに恵比寿という名前のお店。
わたくしパジャマとりや、以前も来た事があったのでテンションが上がる。最低でも5回目は来ているだろう。
ここは飯が大変ウマいのだ。(ついでに言うと御殿場は水もおいしい。東京とは比べられない。と、地元の人は言う。そして、そういう場合、反論すると大抵キレられるので諸君は注意しよう。昔、「そうでもないんちゃう?」と答えたら藤田と藤田ママがキレて説教を喰らったことがあります。藤田本人にはこの話を言わないようにしてくださいませ。)
大村の叔父さんがいた。

叔父さん「おう。久しぶりだら」
「だら」は御殿場弁である。
パジャマ「お久しぶりです」
叔父さん「何か食いたい物があったら言えよなっ」
パジャマ「ありがとうございます。ところで僕の事覚えてます?」
叔父さん「じゃあ後でな」
オエップである!!
覚えてなかったコンチクショウ!!
叔父さんはあの大村家の血を引いているのだ。油断ならない人物だ。どこか松山千春に似ているところがあった。
彼のタオルという薄い布1枚下はダイレクトで頭皮があるからだろうか?
つまり彼はゲーのハーである。
もう一度言おう。ゲーのハーである。
さあ一緒に!ゲーのハー!!
大村は同級生との話に夢中だ。相当好きなのだろうな(男の体が)。
藤田とわたくしは、オコチャと一緒になって、しこたま辛い食べ物を作り、気付かないアッハー小泉がそれを食したのちオーバーリアクションをするというミニコントを繰り返していた。
最初は刺身のワサビをモツ煮込みに入れてかき混ぜ、わざとらしくあらぬ方向を見ていたアッハー小泉に藤田が渡す。
藤田「アッハー、腹減ってるだろ?」
アッハー「はい。」
藤田「これ食えよ。モツ煮込みだ」
アッハー「はい。いただきます」
一口食べたアッハー。
アッハー「ゲぇぇぇっほgンFB£t▽b背gjb!ph」
一同「ぎゃははははは!!」
アッハー「ちょっと水!水!」
店員さんに水をお願いし、涙ながらに辛さを語るアッハー小泉
藤田とわたくしは、あまりの辛い顔に好奇心を刺激された。
パジャマ「藤田、どれぐらい辛いのかなあ?」
藤田「一口食ってみる?」
パジャマ「あ、ああ!」
恐る恐るワサビ入りモツ煮込みを一気に我が口腔へいざなう!!
パジャマ「・・・・・・・・あれ?」
藤田「どうした?」
もう一口食べるわたくし。
パジャマ「・・・藤田、これ、辛くないぞ」
藤田「え?」
慌ててモツ煮込みを一口食べる藤田。
わたくしと目が合う。そう、アッハー小泉に言いたい事はたったの一つしかない!!
藤田・パジャマ「う、嘘!!」
こちらを悪徳業者の様な眼で睨むアッハー小泉
パジャマ「顔!顔!顔!顔!」
一同「ぎゃははははは!!」
こんな感じで何回も繰り返し「小泉の嘘を見破るミニコント」をしていた。
最後は店員さんにお願いして、御椀のお茶漬けに人間のう○こ程度の質量のワサビを投入。
全員でむせるという生産性の無い結末であった。
真似しても損しかしませんのであしからず。
大村はこういう時、なかなか入って来ない。今回も入って来なかった。
ふと見ると大村の割り箸が短い。

ライターと同じ長さなのである!
以前ご紹介させていただいたので、読まれた方はもうおわかりだろう。
そう、彼の前世はカモノハシなのである。
しかも噛んだ箸片を適当にプップップップと飛ばしているじゃないか。
最低だ!しかもここは貴様の叔父さんの店なのだぞ!!
慌てて注意したわたくしに彼は
大村「何言ってるんだ?」
と言う。まるで当たり前だと言わんばかりである。
その自然な言い方に一瞬自分が間違っているかのような気持ちになってしまった。
わたくしが政治家になったら割り箸を噛むのは罰金制にしようと心に固く誓った。
これは2膳目の箸を噛み散らかしているところである。


そろそろ我々も東京に戻らねばならない。
叔父さんにお礼を言わなければ。
毎回ご馳走になっているのだから。
それに顔と名前を覚えてもらおう!
そして何より、お宅の甥っ子さんがあろうことか割り箸を噛み散らかす変なクセを発揮している上、
その箸片をところかまわずプップップップと飛ばしている残虐ファイトをチクってやろう!
ウッヒッヒッヒ!!
奥のカウンターに父村さんや母村さんと一緒に飲んでいる叔父さん、いや叔父村を発見。
速やかに近づこうと顔を上げたその視界の先に見えたのは・・・



頭のタオルを取り散らかし、
カモノハシと化する叔父村の姿であった!

噛んでいる!噛んでいるのだ割り箸を!!
血は争えないのか!!
何ゆえ噛むのだ!

しかも甥っ子大村と同じく皿に溜めているじゃないか!!
それは風習か何かなのか?ならば許す!!
それに何の用途があるというのだ!!何に使うんだ!!
目的は何だ!
誰か教えてくれないか!!
そんな遺伝あるのか!!
御殿場の皆様!
お箸は噛むモノではありません!!



叔父村さん、また食べに行ったらよろしくです。